メガネ君


2008.6.5
作:石山



 俺って言ってみて?
そうそう、きゃーん、いい感じ。
やっぱりディバラのメンズスーツとメガネの組み合わせが最高よね。
安奈が本当に男だったら、すぐにアタシが婿にもらってあげるよ。
あぁ、もう、だめだってば、ぬいじゃ。
今日はあたしの趣味に付き合ってくれるって言ったじゃない。
いいのかなー、なんなら、いまからチケットキャンセルできるんだけどー。
ふふん。そうそう、彼氏といちゃいちゃしたいなら、この難関を潜り抜けなくちゃね。
え? まだ終わりじゃないわよ。さあさあ、言葉遣いが戻ってるわよ。
あたしじゃなくて、おーれ。俺っていって、流し目!
もー、それじゃあ、男役っていうより、へんなひとー。あはっ。
じゃあ、本番いこっか。本番よ、私もう準備できちゃってるのよね。
さっきのジュースに入れておいたのよ。裏で回ってる「一発逆転くん」
大丈夫、一発やれば戻れるっていう親切機能だから、私のココ貸してあげる。
ね、ほら、スーツの前がもりあがってきたわよ。
ね、あ、メガネはかけたままよ。そして、俺。これさえ守ってくれたら元に戻れるから。
さあ、おねえさんに任せてね、童貞君♪



あとがき
短いです。でも、煩悩がいっぱい詰まってます。



石山