男たちの企み
2007.10.13
作:石山
夜が更け、夕食も終わる時間にファンシーな装飾がなされた部屋に二人の女性が談笑している。そのうち、ベッドに腰掛けた20歳くらいの女性を目の前にして女子高生が制服を脱ぎ始めた。見せつけるようにショーツを脱ぎにかかる。
「綾子ちゃんったら、本当に肌がきれいよね」
年齢では年上のはずの女性なのだが、女子高生はため口で話しかけている。
「先生、もー。やだなぁ」
ベッドに座る女性がベッドに置いてあったクッションを抱くとごろりと転がる。
「ねぇ、お互いの体を見せあいっこしない?」
女子高生が提案する。
「だって、もうそれは前やっちゃいましたよー。あたしは、先生の体の感じ方とか知りたいなぁ」
ベッドの女性は頬を染めて、服の中に手をいれて胸を揉み始める。デニムのシャツの中でもぞもぞと動く手を見て、女子高生は苦笑いをする。
「わかったわよ。お互い触り合いっこよ」
女子高生はそういうと上着もブラジャーも外し、全裸になってしまう。そして、ベッドの女性のセーターに手をかけて、素早く脱がせてしまう。
「先生のおっぱいって、やっぱり大きいですね。ほーら」
ベッドの女性は、隣に座る女子高生によく見えるように、自分の胸を揉み始めた。
「でしょう。肩こるのよ。綾子ちゃんのは、ちょうどいいサイズよねー。こぶりで」
「ひっどーい。そんなこと言う先生はこうしちゃうんだから」
ベッドの女性が女子高生にしなだれかかると、胸を揉み始める。
「あたしの胸って、けっこう気持ちいいんですから。前入れ替わった時に気づいたんですよ。先生より敏感だって」
「ああん、やめて。あん、そんな――」
女子高生の胸を揉んでいた女性は、そのまま女子高生を押し倒すと胸のさきっぽを口に含んだ。そして、舌先で転がしていく。女子高生はその動きに反応して、息も絶え絶えになっている。
「ほ、ほんと、敏感っんん」
胸だけで高まったのか女子高生の呼吸が一瞬とまる。
「先生、いっちゃった?」
女子高生にいじわるそうに尋ねた女性は、今度はその足の付け根へと手を伸ばした。
「だ、だめっ」
女子高生が体をひねって避けようとする。
「じゃあ、やめておきます」
あっさりと手を離した女性に、女子高生は驚きを隠せないようだ。しかし、その足はむずむずとこすり合わせている。
「続けて」
「先生は、素直なのが一番かわいいですっ」
そう言った後、女性は女子高生の割れ目に指を沈めた。
「先生もお願い、あたしのところに」
女子高生がそう言われて、女性の割れ目へと指を這わせた。お互いが寄り添うように座り、お互いの敏感な肉芽を刺激している。部屋に女の匂いが濃く漂い始める。
互いに体を合わせ、お互いの割れ目をすりあわせ始める。自分の体に愛撫をすることに興奮を覚えたようで、女性は体中をなめ回す。女子高生は負けじと自分の胸をつかむが、力が抜けていく。
「ねえ、先生、来週は連休だから、入れ替わったままにしてみない?」
女子高生が「悪くないわね」と答える。
それから数十分がすぎた。女子高生と女性は元の体に戻っていた。
「先生、ぜったいね。約束よ」
女子高生が帰ろうとしていた女性に念を押す。女性は頷き、手を振って玄関を出て行った。
女性が車にもどる。女性は車にエンジンをかけ、ふうっと息をつく。そして、ダッシュボードに入っているタバコを取り出すと一服を始める。そして、それほど寒いわけでもないのにガタガタと震え始める。
「うっ、やっぱ、2時間が限界か」
体を抱えこむようにしてハンドルに身を預ける。
「くぐっ」
女性の体が一回り、二回り大きくなり始める。
「ぶはっ」
そこには先ほど座っていた可憐な女性ではなく、体格は倍もありそうな、むさ苦しい男がいた。
「次は、あの娘の体と入れ替わったままでいられる・・・ふふ」
入れ替わりの時の薬の効き目は、入れ替わったときの薬の量によって決まる。そのために、性転換薬を使い、女子高生を手懐けてきた。それに対し、性転換薬は数時間しか効かない。
「俺が男だったと分かったときの彼女の反応が楽しみだ」
男の体に押し込めた少女に男の体の気持ちよさを教え込み継続的に入れ替われる関係になれれば、高い性転換薬を使ってきた元も取れるというものだ。
男は、ほくそえむと車のエンジンをかけ、履き替えたサンダルでアクセルを踏み込む。
しかし、男は知らない。エンジン音が遠くに聞こえる少女の部屋には、さきほどまで少女だった太った男が同じように笑っていることを。
あとがき
なんというか衝動的に書きました。
石山